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フレッシュな新人と向き合うためのシニア層に必要な対応

2018年04月24日 井熊均


 今年も4月からフレッシュな新人が入社しました。これから社会で大きく羽ばたいて欲しいと心から思います。そう思う傍ら、技術、国際情勢、が凄まじい勢いで変化していく中、彼等の成長をどのようにサポートしてあげればいいのか、と頭を悩ますことがあります。学生時代に優秀な人でも、社会人としていろいろなことを学ばなくてはならないのは間違いありません。その意味で、「指導」や「教育」といった類のことは必要でしょう。しかし、見方を変えると、そうした「指導」や「教育」が個性を抑え込み、画一的な人材育成につながっている面があることも否定できません。

 われわれシニア層が冷静に自分自身の能力を顧みた時、5年後どれだけの価値観や能力が市場に通じているのでしょうか。もちろん、どのような世の中になっても欠かせない普遍的な価値観や能力はありますが、変化の速さとダイナミックさを考えると、われわれ世代は自らの価値観や能力の評価に謙虚でなくてはならないと思います。一方で、新人達は不安で自信の無いシニア層の姿を見たい訳ではありません。

 こうした、押すにも引くにも難しい状況で、新人に向き合うためには二つのことが必要だと思います。一つは、われわれ自身が変化の速い市場で活動する機会を増やすことです。例えば、中国のシンセン、東南アジア、シリコンバレーなどで何が起こっているのかを見ることなしに、これから何を身に着ければいいかを語ることはできません。国内にも海外に負けないホットな場所はあります。もう一つは、われわれ自身が目標を持ち、能力開発や知見の習得に努力することです。5年先のことは誰にも分かりませんが、未来を見つめ切磋する同士であれば、共有できる目標や方向のようなものがあると思うのです。


※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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